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ようこそテクノおじさんホームページへ!(2024年5月1日号)

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2024年も5月になりました。かなり暑い日が続いています。中国では早くも大水害が発生しています。
年々温暖化の影響は大きくなっていますね。桜の花も終わり今はつつじが満開です。もうすぐ雨の季節が到来ですね。
今年も大きな風水害がないことを祈ります


2024年5月度の記事

    (1) 4月2日東北新幹線不具合

    福島で工事用車両から油が漏れ運休。

    また東北新幹線が止まりました。今度は夜間に工事をして引き上げる工事用車両が長い距離に

    亘ってディーゼルエンジンの潤滑油を漏らしながら運行したためです。

    エンジンオイルの漏れは比較的よく起こる現象です。

    しかし突然大量に漏れるのではなくシールの緩みから起きるため点検で予兆がわかるはずです。

    すなわち点検を頻繁に行っていなかったことなのかと推測します。

    先月も40年間使ってきた架線張力調整用のおもりを支えるボルトが破損して列車運行ができなくなりました。

    点検整備基準はどうなっているのでしょうか。しっかりしてほしいです。

    (2)4月3日台湾地震

    台湾で大きな地震が発生しました。 台湾は日本と同じくプレートとプレートが衝突する位置にあります。

    ただ日本と異なる点は日本近郊のプレート境界が太平洋上にあるのに対し台湾は本土の下に位置します。

    したがって陸上に顕著な断層を見ることができます。今回は陸側での発生ではなく海上での発生のため

    津波が観測されましたが陸上で発生した場合はもっと大きな地殻変動が見られたことでしょう。

    日本の場合は地震による建物倒壊の恐怖がありますがもっと怖いのは津波です。

    一方台湾の場合は大規模な山崩れ、地すべり、山体崩壊などの恐怖があります。どちらも恐ろしいですね。

    (3)4月5日ニューヨークで地震発生

    米国5日、金曜日午前10時23分、ニュージャージー州の内陸部を震源とした地震が発生しました。

    地震規模はマグニチュード4.8。 東海岸でM4.8の地震は140年ぶりだそうです。

    今回の地震は、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルべニアの3州を南北に走る

    約300キロにわたる断層で発生したと見られています。

    ここにはアパラチア山脈が北東から南西方向に走っており飛行機から見るときれいな

    褶曲山脈であることがわかります。

    また瀑布線都市と呼ばれる有名な都市もあります。

    この山脈は大地が押されて盛り上がってできた山脈です。

    今もなお大地が変動している証拠です。

    (4)静岡県の川勝知事とリニア新幹線

    川勝知事はJR東海がリニア開業2027年を断念したことについて「一応の区切りはつけたから辞める」と言いました。

    またリニア開業で自動車が売れなくなるといってプロジェクトに大反対のスズキの鈴木修氏にいの一番に挨拶に行っています。

    鈴木氏は「よくやった」とまで言っています。これに対し私は大変腹が立ちました。

    一自治体の首長が一自動車会社の人間とタッグを組んで国の大事業を阻止してきたのは明らかです。

    これは国家反逆罪と受け取られてもおかしくはありません。静岡県民もわかっていたはずです。情けない。

    川勝氏のくだらないい言い訳には彼の品性と育ちの悪さが感じられます。

    「民主」といわれる人につきものの根性でもあります。

    (5)中国製車両の完成度

    BYD車、シャオミ車の不具合事情

    BYDはもともと電池メーカーです。このメーカは中国政府の資金援助で150万台以上のEVを輸出しました。

    日本の自治体も購入しています。しかし問題情報は後を絶ちません。

    中国製EVは新車でも中古車として輸出されています。

    これは新車として輸出するためには各種の認証試験をパスする必要があるからでしょう。

    すなわち中国車は認証試験などしていなくても輸出しているのです。

    耐久試験や各種の認証基準を満たすための開発を2~3年で開発できるわけがありません。

    危険な車が世界に流通しているということです。

    火災が多発するのはBYDが十分安心できる電池および電池の生産およびそのコントロール技術が

    確立していないことです。

    中国では一日当たり8台のEVが火災事故を起こしています。日本ならとっくに販売禁止にされる状態です。

    このような状態でもBYDは対策を講じていません。

    一方は携帯電話会社シャオミの造ったフリーズする電気自動車です。

    シャオミという中国の携帯電話会社をご存じですか。

    この会社は今年になって電気自動車を売り出しました。

    デザインを見る限り世界の名車のポルシェなどをコピーしまくったように見えます。

    しかしこの車は発売後苦情が絶えません。

    運転のためのコントロールはほとんどダッシュパネルに設置されたパネルディスプレイから行います。

    携帯電話メーカーらしいデザインです。しかし車のコントロールが効かなくなったという現象が

    多発しているらしいのです。すなわちコントロールバイワイヤの信頼性が極めて低いのです。

    携帯電話でも不具合が発生して再起動することはよくあります。しかし車ではこれは許されません。

    自動運転モードも備えていますが人の命にかかわる危険をはらんでいます。

    携帯電話会社の発想は車屋の発想からはるかにずれています。

    車は一朝一夕で開発できるものではありません。車の会社は各部品一つ一つにノウハウが

    隠されています。国が国策で電気自動車を生産させるといってもあまりにも無茶なことであることを

    世界はわかってほしいです。

    (6)NHKの北京モーターショー報道(4月25日)

    NHKのニュースで北京モーターショーの報道がありました。

    内容は「中国の電気自動車スゴイが日本の大手各社は遅れている」でした。

    NHKも日本のマスゴミの一つになったようです。

    今や中国では数あるEVメーカーが倒産廃業、生産過剰のEVは行く場を失いその多数が放置状態、

    政府の資金投入で生産された安いEVは欧州からは自国の産業を保護するため排除の動き、

    リセール価値のない廃車が進みいわゆるEVの墓場が中国各地に出現、

    一日当たり8件の発火事故、暴走する品質問題を抱えるEV、事故を起こすと修理できないEV,

    などの話は全く頭の中にはなさそうですね。

    NHKにも中共の手が伸びてきていると勘ぐってしまいます。

    (7)最近気になるVチューバー動画

    Vチューバーとはバーチャルユーチューバーのことです。

    動画を配信するのですが自分の声ではなくアバターを使います。

    声は合成音声です。私はこの種の動画はあまり見たくありません。

    まず内容が事実かどうかが疑わしいのです。証拠となる画像、動画がないものが多いです。

    関係のない動画や画像も頻繁に表れます。また尺を稼ぐためにやたらとだらだらと説明が続きます。

    このタイトルを配信している配信者の顔が見えないのです。合成音声もいい加減で間違いが多々見えます。

    皆さんも気を付けてください。

    最近は動画の素材をクラウドにおいて提供するサービスがあるそうです。

    おそらく掲載する数行の字幕をAIが判断し関連する動画を自動的に提供すると思われます。

    ここでの問題点は日本の話をしているのに外国人が出てきたり関係のないアイテムが

    表示されることが多々あります。全体的にはよく吟味された内容になっていない動画と

    思われても仕方のない動画となります。

    やはり自分の声でしゃべり自分が編集した動画を提供すべきです。



    (8)2027年蛍光灯全廃

    白熱電球は2010年代にLED電球に置き換えられてきました。

    日本では、2019年4月施行の改正省エネ法に基づき、白熱電球の廃止は2027年と想定されています。

    一方蛍光灯については「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議にて、直管蛍光灯の製造と

    輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。

    2026年末での製造・輸出入禁止が既に決まっている電球形&コンパクト形蛍光灯と合わせ、

    全ての一般照明用蛍光灯の製造終了が見込まれます。

    これは蛍光灯にはプラズマ放電によって紫外線を発生させるために金属水銀が使われるからです。

    さて、まだ家庭内で蛍光灯が使われている場所は必ずあるのではないでしょうか。

    我が家は築後十年になりますがただ一か所だけあります。

    洗面台の照明で15ワットのラピッドスタート型直管蛍光灯が使われています。

    新築当時直管型のLEDランプがあまり普及していなかったためと思われます。

    そのほかの照明はすべてLEDです。これからの対処はどうすればよいのでしょうか。

    一つは在庫のある限り従来の蛍光灯を使うことです。しかし製造はされていませんので

    いずれ在庫はなくなります。

    次は直管型LEDへの交換です。

    しかし次の点に注意が必要です。蛍光灯は管内にプラズマを発生させるための放電スタート回路があります。

    点灯管と電流制限のためのインダクタを組み合わせてスタートするグロー方式です。

    もう一方はラピッドスタート方式と呼ばれる高電圧が最初に印加されて放電がスタートする方式です。

    どちらも工夫すれば直管LEDに変更できます。

    しかし回路を変更しなければならない場合もありますので注意が必要です。面倒な場合は買い替えですね。



    (9)Windows11の正規対応ノートPC

    以前にも書いたことがありますがMicrosoftはWindows 10は22H2が最終バージョンでサポート期限は2025年10月14日としています。

    我が家にもWindows10対応のノートPCは多いのですがWindows11対応の物は一台もありません。

    皆さんも私と似たような状況ではないでしょうか。

    これはWindows10がWindows7から無償でグレードアップできたこととWindows10が大変使い勝手が良かったことに

    起因し多少古いPCでも満足な性能で動作したからだと思います。

    Windows10からWindows11へのアップグレードは無償でできますがここにきてマイクロソフトが

    Windows11が動作するPCに制限を設けた理由は新しいPCを拡販することとWindows11をリテール販売するためだと

    思われます。私はHPのcorei5 7100u搭載のWindows11非対応のPCに無理やりWindows11をインストールして

    使っていますがアップデートも制限されるようになってきました。

    そろそろ対応機を購入する時期かなと判断しました。

    しかし最近のノートPCは大変高価格で新品のCorei5以上の高性能機では12~16万円くらいします。

    そこで中古のノートPCをヤフオクで探してみました。たくさん出てきますがまともな物は少ないです。

    一見安い価格設定になっていてもメモリーやSSDがなかったりします。

    いろいろ探した結果レンタル会社で有名な横河レンタリースが販売する物(リース終了品と思われます)が

    全体的によいことがわかりました。

    ここの出品PCはほぼ100%落札されているほどの人気です。

    入札者も大変多いです。私は第10世代Corei5 10210u 搭載のDell latitude 5310を26000円程で落札しましたが

    大変きれいなものが届きました。

    中古品が嫌いな方は別としてヤフオクでの購入も一度考慮されてはいかがでしょうか。



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今月の技術Tips


今回はArduinoを使った疑似マルチタスクプログラムを紹介します。
 
 
通常Arduinoで動くソフトウェアはシングルタスクで動きます。
一度に1つのプログラムだけしか 実行できません。
並列処理の管理はできません。
たとえば次の様なLEDを5秒点灯し1秒消灯を繰り返すプログラムを例として説明します。
次に示すスケッチはLEDを一秒点灯一秒消灯を繰り返すプログラムです。
このプログラムではdelay () 関数がほぼすべての時間を費やします。
delay関数が動いている間すなわちLEDが点滅している間は delay関数がプロセッサーを
占有しているため他のプログラムを実行することはできません。



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LED点滅のプログラムコードです。

int led = 10;

void setup() {
  pinMode(led, OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(led, HIGH);
  delay(1000);
  digitalWrite(led, LOW);
  delay(1000);
}



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タイミングを制御するためにdelay()を使いますが、他の機能を追加したいときには問題が発生します。
delay()を実行している間は、入力に応答することはできず、データを処理することも、
出力を変更することもできません。
次の例ではdelay () 関数を使わないで タイミングを制御するためのmillis()関数を使う方法を紹介します。
millis()関数はミリ秒単位で時間をカウントする機能です。
このスケッチ例では前回のpreviousMillisが現在のcurrentMillis;より小さい場合は何もしませんが
1000msを超えるとLEDのオンオフを切り替えます。
このプログラムの特徴はループの中に同じような動作をする項目を複数記述することが
できるということです。2個以上のLEDの制御が可能になります。
 

const int ledPin =  13;
int ledState = LOW;
long previousMillis = 0;
long interval = 1000;

void setup() {
  pinMode(ledPin, OUTPUT);
}

void loop(){
  unsigned long currentMillis = millis();
  if(currentMillis - previousMillis > interval) {
    previousMillis = currentMillis;
    if (ledState == LOW)
      ledState = HIGH;
    else
      ledState = LOW;

    digitalWrite(ledPin, ledState);
  }
}


//

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次はSchedulerARMAVR.hを使った多ループ型マルチスレッディング型プログラムの利用紹介です。
タイミングをコントロールして複数の処理を可能にするSchedulerARMAVR.hというヘッダーファイルがあります。
これを使うと複数の同時進行ループが実現できます。
次の例は3個のLEDを独立にオンオフするプログラムです。

 
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
#include <SchedulerARMAVR.h>

multi_threading_test
#include <SchedulerARMAVR.h>

int red_led_pin   = 2;
int green_led_pin = 3;
int blue_led_pin  = 4;

void setup() {
  pinMode(red_led_pin,   OUTPUT);
  pinMode(green_led_pin, OUTPUT);
  pinMode(blue_led_pin,  OUTPUT);
  Scheduler.startLoop(loop2);
  Scheduler.startLoop(loop3);
}

void loop() {
  led_on_and_off(red_led_pin, 500, 500);
}

void loop2() {
  led_on_and_off(green_led_pin, 1000, 1000);
}

void loop3() {
  led_on_and_off(blue_led_pin, 1500, 1500);
}

void led_on_and_off(int led_pin, int power_on_millisec, int power_off_millisec) {
  digitalWrite(led_pin, HIGH);
  delay(power_on_millisec);
  digitalWrite(led_pin, LOW);
  delay(power_off_millisec);
}

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以上のようにLEDのオンオフばかりでなくサーボモータの制御も同時にできることになります。
ただし現時点でこのプログラムはArduino UNOでは動きましたがArduino Mega256ではコンパイルエラーが出て
動作しませんでした。

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