ようこそテクノおじさんホームページへ!(2022年10月1日号)

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10月度の記事
季節は早いものでもうあと2ヶ月を残すところになりました。
急に寒くなり暖房が必要な時期になってきました。
近年秋という季節がほとんど感じられないほど早く過ぎて行こうとしています。
下の写真は夏の間外に出していた植物たちを室内に持ってきた様子です。
2本のレモンの木は大きくなりすぎた庭の木を剪定したときに植えたもの、パイナップルの株は
昨年中国が台湾からの輸入を中止した時に近所のスーパーマーケットで買った物の茎部分を
土に埋めたら根が出て大きくなったものです。さすがに実は現われてはきません。
写真
今月は以下の各項目について述べさせていただきます。


お暇なときにお読みください。


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    (3)NiMH電池の将来展望


    トヨタのハイブリッド車も次々にニッケル水素電池からリチウム電池に置き換わっております。

    ニッケル水素電池は高出力が得られ優れた電池ですがリチウム電池に比べると

    重さ体積で劣ります。今後ニッケル水素電池が活かせる分野があるのでしょうか。

    用途の一つとして短時間超高出力電力供給があります。短時間超高出力デバイスのための電源です。

    例えばどんなものがあるかと言うとレーザー用電源です。

    現在高出力なのはフッ化水素レーザーです。赤外線を放射する化学レーザーで軍事用です。出力はメガワット規模に達します。

    ただしフッ化水素レーザーは構造的にロケットエンジンのようなものです。

    燃焼室内部で、エチレンが三フッ化窒素中で燃やされ、この反応により3つの励起されたフッ素フリーラジカルが生じます。

    ノズルの直後で、ヘリウムと水素または重水素との混合ガスが排気中に噴射され、(重)水素がフッ素ラジカルと反応して励起された

    フッ化(重)水素分子を生じます。励起された分子が光共振器の中で誘導放出を行ない、レーザー光が発生します。

    このようなガス燃焼による励起状態を作り出すのではなく電力(プラズマ放電)による短時間励起ができれば小型でもっと簡単に

    高出力レーザーパルスが得られるのではないかと考えられます。

    このための電源としてNiMH電池が使えるのではないかと思われます。短時間出力として100~1000kWの出力があれば可能と考えます。

    プリウス電池パック5~10個で実現できそうです。


    (4)Windows11のメジャーアップデート


    9月に windows 11のメジャーアップデートであるVer22H2が利用可能になりました。

    私のデスクトップパソコンは第12世代 Intel の CPU を使っているため正規に Windows 11が

    インストールできます。 Windows Update にバージョンアップの 連絡が来ます。ところが第7世代 Core i5の

    ノート PC にも windows 11をインストールしておりますがこちらの PC ではアップデートの

    連絡はありませんでした。すなわち Windows 11のインストール要件を満たさない場合

    には windows 11がインストールされていても連絡は来ないようです。マニュアルで

    アップデートすることは できますが以前の方法が使えなくなっております。しかしながら

    これをすり抜ける方法がいち早くネットに公開されております。そこでその方法を使って

    バージョンアップを試みました。その結果バージョンアップに成功しております。

    その方法は以下の通りです。 Microsoft のサイトから最新版の Windows 11をダウンロードします。

    そして最新のルーファス(Rufus)をダウンロードしてルーファスでインストール用の USB メディアを作ります。

    このメディアを使うといとも簡単にバージョンアップできてしまいます。

    今後の話ですが Microsoft は色々な手を使って Windows 11のインストールを妨げるようにしてくるでしょう。

    今後次のバージョンアップが行われる時にどのような手を使うか興味を持たれるところであります。


    (5)マイナンバーカードとマイナポイント


    マイナンバーカードに健康保険証を登録しました。

    保険証を登録すると7500円分のマイナポイントがもらえます。しかしどのように申請するかがさっぱりわからず

    ネットでマイナポータルのサイトを見てみました。相変わらず出来の悪いサイト構成でどこから入るのか

    苦労しました。申請のステップとして「ポイント交付のための対象となるキャッシュレス決済サービス」が

    必要です。しかし私の持っているキャッシュレスカードは名鉄のmanacaのみ。以前に息子が作ってくれました。

    申請サイトから電話番号、パスワード、カード記号などを記入し「申請ボタン」を押したら既に登録されていますと

    却下されました。息子にパスワードなどの登録情報を聞いたら「忘れた」と返事があってこのカードの登録は断念。

    息子や娘と相談すると「もっとも簡単で使える範囲が広いのはPayPayだ」ということになりPayPayをスマホで使えるようにしました。

    スマホのPayPayアプリをダウンロードし自分のスマホをPayPay利用可能にするよう登録します。

    PayPayは基本的にスマホの電話番号と紐付けられますので携帯を交換してもSIMが同じならそのまま使えます。

    PayPayは基本的にQRコードを使ってオペレーションするので操作が楽なような気がします。



    (6)相続について


    最近三重県在住の親戚から相続の相談を受けました。相談をくださった方を仮にAさんと呼びます。内容はAさんの父が相続すべき九州の家屋、土地、山林などが

    相続されずにそのままになっています。しかし家屋には相続権のない親族の人(Bさん)が長年住んでいます。Bさんの息子さんから相続権のあるAさんに

    相続して売るか、譲渡するかとにかく将来次の世代が困らないようにしたいので検討してほしいという内容でした。私が課題について調べてみると

    いろいろの課題が明らかになってきました。2024年くらいから相続していない物件は相続が義務付けられることになるようです。

    これを怠ると相続権のある全員に国から通知が来ることになるそうです。今回分かったのは相続するためには相続権のある人全員の承諾が必要になるのですが

    相続権のある人がどこに住んでいて連絡方法がわからないこと。時が流れるとこうなるようです。Aさんは司法書士、弁護士などと相談して相続と

    手続きを進めることになりました。

    民法には「時効取得」というのがあり他人の土地でも25年以上住み続ければ土地所有者と合議の上裁判所に届けることにより自分のものとして

    認められるようです。Aさんも所有する意思が薄いのでこのように進めるのではないかと思います。

    私も故郷の家、田畑、山林を相続していますが誰も常に管理しているわけではないのでこれからの対応に迫られます。

    7年前に祖父名義の村所有の土地(名義は祖父だが村の土地というややこしい話)が開発業者に売られることになり私名義で

    相続を余儀なくされました。村との話し合い、土地売却税の扱いなど税務署への相談などで結構時間がかかりました。

    本当に後世につけを残さないよう自分の場合も検討しなければと思います。




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今月の技術Tips

・最近の電池ニュース
重力電池、ナトリウムイオン電池など新規電池の記事が出ています。しかし今すぐにでも実用に

なるかの如く報じられていることに違和感を感じます。電池の記事はなぜこうもバラ色の内容を流すのでしょうか。

メリットばかりで欠点を報じない。おそらく実際には実用化には遠いのではないでしょうか。


・携帯キャリアのトラブルとローミングの課題

またAUの通信不具合がありました。この時いつも議論されるのが他社の電波を使えるようにするローミング。
 
 しかし簡単ではありません。キャリア各社で使っている電波の周波数が異なりますがローミングを可能にするには携帯端末が
 
 これら他社の電波をつかめるようにすること、違うモデムの形式も用意すること(AUは他社が使わない3G通信にCDMA2000を使っていた)
 
 などです。
 
 ハード的には比較的対応は楽だと思われますが課金、トラフィックの集中防止制御などはかなり難しい課題が伴うと思われ
 
 競争する相手のために金を投じることはやりたくないでしょう。
 
 一方、現在流通しているいくつかの携帯端末にはデュアルシム対応機能があります。
 
 2つのキャリアのシムが使えます。例えばこのような端末ではドコモとAUのシムが使えるようになります。
 
 しかし高額な日本のキャリアを2つも契約する人はいないでしょう。緊急時のみ使えるようなプリペイド格安シムを売り出せば
 
 よいのではないかと思われます。月額費用は300円程度の格安で緊急時通信は従量制で課金(かなり高額になるかと予想)すれば
 
 成立するかもしれません。とにかくローミングはすぐには実現しないでしょうし端末の価格をさらに上げてしまいます。
 
 皆さんも次の端末はデュアルSIM対応機を検討なされてはいかがでしょうか。

・Windows11とデバイスドライバー

 先日マイナポータルにログインしようと思いICカードリーダーを持ち出して操作しましたがカード情報が
 
 読み出せませんとエラーになりました。以前Windows10では読めたのですが。調べてみたらデバイスドライバーの
 
 インストールが必要でした。政府も推奨するシャープ製カードリーダーのドライバーを探しましたがどこにもWindows11用の
 
 ドライバーは見つかりません。価格コムの口コミでは「諦めて買い直しなさい」とまで書かれていました。
 
 しかし3000円以上の高価なデバイスなのでこれであきらめるわけにはいきません。Windows8.1用のドライバーを見つけ
 
 インストールしたら読めるようになりました。
 
 マイナポータル、確定申告など官製ソフトの作りの悪さなど、これではマイナンバーも普及しませんね。
 
 河野大臣国民の苦情を知ってますか?
 
 ご参考まで。


 
・ウクライナ戦争とiPad

 ウクライナ戦争ではウクライナ軍はロシアから奪った戦車を活用しています。しかし「Z」の文字を消してはいません。
 
 ロシアの兵士は戦場で敵の戦車にもかかわらず自軍の戦車と判断してしまいます。ウクライナ軍はどう判別しているのでしょうか。
 
 ウクライナ軍はアップルのiPadを戦車内に持ち込んでおりiPadには国籍情報が登録されておりほかのウクライナ兵士は
 
 この情報を読んで敵味方を判別しているそうです。近代戦争はまさに電子戦ですね。
 


 
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