ようこそテクノおじさんホームページへ!(2024年2月1日号)

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2024年は元旦から能登地方で大地震が発生しとんだ幕開けでした。地下でナマズならぬ

龍が暴れ始めたのでしょうか。以後羽田空港での衝突事故、東北新幹線の架線事故など

事故が続いています。気をつけましょう。



2024年2月度の記事

    (1)能登半島の地震


    元旦の日に発生した 能登半島地震です。

    かねてから この地域は頻繁に地震が発生しておりました。

              写真
                  能登半島における過去の地震(ニュース記事より)

    珠洲市では2020年の年末ごろから地盤が3センチほど隆起する地殻変動を観察したそうです。

    今回の地震は特に大きい地震でした。 能登半島になぜ地震が発生するかを考察してみました。

    能登半島から佐渡島にかけて大きな 断層帯があります。

    この断層帯はこれまでの地震発生で生じたものと考えております。

    断層帯は地震の結果 生まれたものであり 地震の原因ではありません。

    これからもこの断層を体に沿って大きな地震が発生することが予想されます。

    では 能登半島の地震はどのような原因によって起きるのでしょうか。

    これは地下深くの水によるものと考えられております。

    水が地下深くの高熱で地盤を動かしているのです。

    この水による地震発生の引き金は巨大地震によるものと考えられています。

    水は巨大地震をきっかけに浅い場所へ上昇し、内陸の地震を誘発した可能性があるといわれています。

    ではなぜ地下深くに水があるのでしょうか。

    太平洋側のプレートは大陸のプレートに向かって沈みこんでいます。

    この時 海水 も同時に 沈み込んでいくのです。

              写真
                   京都大学西村淳教授の資料から

    能登半島地震の原因になっている水はこの 沈み込んだ水と考えられます。

    能登半島地下に存在する水は高温高圧下で断層に入り込み断層を滑りやすくすると考えられています。

    今回の地震の大きな引き金は東日本大震災なのかもしれません。

    かねてから地震が頻発していたにもかかわらず大地震への警戒は高くはなかったようです。

    今後は地震の巣と呼ばれる地域ではこのように大きな地震に警戒が必要です。

    (2)日航機の衝突事故


    1月2日に日航機と海上保安庁機が衝突事故を起こし尊い人命が失われました。

    直接の原因は海上保安機が誤って滑走路に侵入したことにあります。

    何故このようなミスが発生したのか悔やまれます。

    最近の航空機には飛行位置を電波で発信する機能が備わっています。

    PCのアプリで「フライトレーダー24」があります。

    このアプリを使うと全世界を飛行中の航空機の情報をリアルタイムで表示できます。

    ただし共産圏の航空機、軍用機、型式の古い航空機は表示できません。

              写真
                   羽田空港の航空機のリアルタイム表示
                 (飛行機をクリックすると詳細が表示できます)


    しかし日本航空、全日空、その他名の知れた航空会社の飛行状況は表示されます。

    このように便利な情報が簡単に利用できるのならこれらの情報を使わない手はないと思います。

    人間はエラーをおこす生き物です。すなわちヒューマンエラーです。

    少しでもこのエラーを防ぐために便利な機能を使うべきだと思います。

    皆さんも「フライトレーダー24」を一度体験してみてください。

    管制業務のフェイルセイフ機能の必要性

    管制官も人間ですので見落としはあります。またパイロットも同じです。

    「岡目八目または傍目八目」という言葉があります。

    何人もの人がそばで見ておれば正しい判断を導くことができるということです。

    誤った判断を防ぐため文明の利器を乗務員全員ができるようになると良いですね。



    (3)NHKPlusの不安定さ


    NHKニュースをPCで見たいときにNHKplusをよく使います。

    追っかけ再生でニュースが視聴できるので便利です。

    NHKplusを見るためにはアカウント登録が必要です。

    しかしなぜか不安定な状態になることが多々あります。

    かなりの頻度で発生するNHKplusの不具合とは、

    すでにアカウントを登録済みにもかかわらず「まだ登録済みでない方は登録してください」と

    表示が出ます。画面には邪魔な表示が大きく出てまともには見られません。

    そこでログインしようとするのですが今度は「サーバーに問題があります」と出て先に進めません。

    原因はNHKのサーバーのようです。

    NHKplusを立ち上げたときに最初にサーバーでの認証をしているみたいで、

    サーバーが不調なため認証が通らなくなりアカウントが登録されていないと判断しているようです。

    こうなると何をやってもダメでしばらく時間をおかなければ復帰できないようです。

    サーバーが頼りないですね。

    またNHKへの愚痴になりますがサーバーも問題ですがNHKplusのWeb構成もかなり悪いです。

    目的の番組へたどり着くのに大変苦労します。いったい誰がソフトを作っているのでしょうか。

    金が潤沢にあるので安易にソフト作成委託を出しているのではないかと疑っています。

    それにしても制作責任者の能力の程度が推して知れます。

    (4)EV推進の見直し


    米国レンタカーのHertzが2万台のEVを売却(CNN)

    Herzは2万台のEVレンタカーを売却すると発表しました。

    HVがHerzの財務状況を悪化させているとしています。

    メンテナンスコストは低いのですが修理費用と減価償却費が大きいためとしています。

    しかしこれだけではないと思います。

    これはEVの問題点にユーザが気づき始めたからだと思います。

    この冬、世界的に異常低温が報じられています。

    北欧のノルウェイは電力の大部分が水力発電で供給されています。

    このため政府はEVの導入を推進してきました。しかし異常低温でEVの弱点が露見したのです。

    電池が低温状態で充電されにくい、暖房が効きにくい、走行距離が著しく短くなる、

    さらに電気代がガソリンよりも高くつく、 などです。

    北米でも同様の現象が発生しているものと想像します。

    Herzはガソリン車に置き換えると言っています。

    おそらくハイブリッド車のような経済的な車を導入するのではないかと思われます。

    トヨタの車がますます売れるようになりますね。

    (5)JR東日本の新幹線の架線事故



    状況はJRからの説明がないためよくわかりません。ここからは推定です。

    JR東日本は22日、架線に張力を発生させるための装置のボルトが破断したことが原因だと

    特定したことを明らかにしました。

    事故発生場所は大宮のすぐ近くです。ここには東北新幹線のエアセクションがあります。

    場所は(新与野き電区分所(さいたま市中央区))。

              写真
                 切り替えセクションの構造
    エアセクションは東京側と大宮側の変電所を切り替える場所です。

    通常エアセクションでは大宮側、東京側の架線をそれぞれ終端する必要があります。

    このため終端部分で架線を強い力で引っ張ることでピンとまっすぐに吊るす必要があります。

    この力はおよそ6トンにも及びます。

              写真
              架線終端部のテンションバランサー
              架線を引っ張るためのボルトが折れた



    列車がこの区間を通行するたびにパンタグラフからの摺動力が加わります。

    この力は一定ではなく列車の通過中は変動するでしょう。

    すなわちボルトには大きな繰り返し荷重が加わるものと予想します。

    この力による疲労破壊が発生したと考えられます。

    破損したボルトは開業以来30年使われていたそうです。

    また雨による水分の影響を受けますので破壊の原因には水素脆性も考えられます。

    とにかく早く取り替えることを要望したいです。

    一昨年に発生した東海道新幹線の安城にあるエアセクションでの事故も

    架線吊り金具の破壊が原因になっていました。

    今後切り替えセクションは総点検が必要です。



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今月の技術Tips


ヤリスクロスHVの補機バッテリ上がり対策 
 
ヤリスクロスHVの補機電池負荷はかなり大きいらしくYouTubeでもバッテリー上がりの話題を

提供している人がいました。

特に24時間稼働しているセキュリティカメラの寄与が大きいと言っていました。

バッテリー上がり対策としてkikusuiの可変スイッチング電源(PAS-20-36)を購入しました。

国産の電源は品質は良いのですが価格が高いです。たまたまヤフオクで20V-36Aのものが

18000円で出ていましたので落札しました。新品の販売開始時の価格は170000円だそうです(2004年当時)。

この電源はバッテリー開発において実験評価用に使われるような仕様で大変性能が高く設計されています。

ただし最近の自動化されたものに比べると古さは否めません。

この電源を使ってヤリスクロスHVを充電してみました。

この車はエンジンルーム内のヒューズボックス内に「ジャンプスタート端子」があります。充電はこの端子を使います。

電源を13.5V 4Aに設定して給電をオンにします。最初はCCモードで4Aの電流が流れましたが10分くらいで

13.5VのCVモードに移行しそのまま一時間半ほど充電しました。

充電の状況から充電状態はかなり良い状態であったと思います。この電源は便利です。


 
      写真 写真
           菊水PAS20-36             充電中
      写真 写真
           充電用端子             マイナス端子

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