ようこそテクノおじさんホームページへ!(2023年11月1日号)

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2023年11月度の記事

秋らしい日が続くようになってきたと思ったら寒さを感じるようになりました。

年々春と秋の季節が短くなっているように思います。

巷ではきな臭い事件ばかりが発生しています。これらの事件を見ると人の性は悪なりとの言葉が浮かんできます。

今月も日ごろ感じている話題を取り上げました。 お暇なときにお読みください。

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    (1)アマゾンから激安電子部品が消えた


    最近アマゾンから電子部品を買っていませんでした。もう20年ほど前に作成したガイガーカウンタがなぜか突然動作しなくなりました。

    そこでアマゾンでの電子部品販売サイトを覗いてみたのですが以前ほど安価に入手できる部品が減少しておりました。というか販売価格を

    上げて売っているといったほうが当たっています。中国からの安価な部品が入りにくくなっているか、または価格が上がっているのでしょう。

    安かろう悪かろうの中国製品ですが少なくなってくると寂しくなってきます。

    中国製の品質はこんなものだとわかって使うには大変お買い得の商品です。一方中国大手のAliexpressの商品も同じように価格が上がっています。

    私はトラブルが怖くてAliexpressを使ったことがありませんがマニアには魅力のある製品が多くそろっています。



    (2)全銀ネット障害


    銀行間の送金を行う全銀ネットに障害が発生し送金が1日以上できなくなりました。障害は代替手段により復旧させたようです。

    しかし障害発生の詳細原因については報告はありません。障害発生の前の連休にシステムメンテナンスを実施したようです。

    恐らくこれが原因になっている気がします。10月16日に原因の説明がありました。内容はメモリー不足のようです

    (しかしこの説明は以下の理由により間違っています)。

    全銀システムと各金融機関のシステムをつなぐ中継コンピューター(Relay Computer)において、メモリー不足に起因し

    、金融機関名などを格納したインデックステーブルに不正な値が紛れ込んだ。........との発表です。

    中継コンピュータは各銀行からの送金内容を受信し送金額、送金手数料などの情報が書かれているテーブルを参照して

    送金先の銀行に渡す役割を持っています。それほど大した処理は行っていないような気がします。

    送金金額のみで手数料なしの場合は問題なく送信できたそうです。この場合はテーブルを参照せず送金先に送ったと思います。

    各銀行のシステムメンテナンスの内容は32ビットのインデックステーブルを64ビットにしたようです。

    変更前のシステムOSが32ビットか64ビットかは分かりませんがいまどきインデックステーブルを32ビットで持つということは

    OSも32ビットであった可能性が高いです。

    あるいは過去の32ビットのデータテーブルを64ビットシステムに適用しているのかもしれません。

    機器の更新で処理量が増え、想定の容量を超えてパンクした。との情報もありますがこれは疑問ですね。

    これはきわめてわかりにくい説明です。たとえばWindowsのPCではメモリー容量が大きいほど高速で動作します。

    メモリー容量を小さくすると動きが鈍くなりますが止まることはありません。それはWindowsというOSが

    メモリー領域がひっ迫してくるとメモリー領域に保存されたデータをハードディスクのような大容量の

    記憶デバイスにいったん退避し必要なメモリーエリアを開放して別のプログラムを実行するからです。

    これをディスクスワップといいます。しかしメモリーとハードディスクのやり取りはCPUの処理速度と比較すると

    非常に時間が長くかかります。したがってこのような状態になるとPCが固まってしまったようになるのです。

    しかし実際には動作はしていますが見かけ上止まってしまったようになります。このような状態になっても

    インデックステーブルが壊れることはありません。問題は32ビットから64ビットテーブルに変更した際に

    ソフトウェア作成上の大きなミスがあったと思われます。

    例えば64ビットに変更したにもかかわらずプログラムで使っているこのテーブルにアクセスするための変数が 

    32ビット宣言されていたりすることが考えられます。

    あるいは64ビットの変数に更新したにもかかわらず32ビットのテーブルを読み込んでいるのかもしれません。

    例えば参照するテーブルの数が32767までなら従来と同じように問題なく

    処理されますがこの数を超えると誤った場所を参照したり誤ったデータを書き込んだりしているのではないかと

    思われます。もしこのようなことであればこれはプログラマのレベルの低さの問題です。

    またシステムの変更で同時処理件数をかなり大きく設定変更したのではないかとも思われます。

    このようなシステム変更を行う場合変更の影響を受ける動作を実際のシステムで動かしてみる必要があります。

    今回これらのことを怠っていたと思われます。



    (3)アマゾン衛星インターネット


    Amazon が 衛生 インターネットを計画しているようです.

    これにより インターネットが使えなかったエリアの人々にも Amazon での買い物ができるようになると言われています.

    しかしこれを聞いてどこかしっくり行きません。

    というのは インターネットができないような 僻地にて たとえ 買い物ができるようになっても迅速に届けることができるのでしょうか。

    しかし 考えによっては 次のようなこともあるかと思われます。

    例えば 飛行機に乗ってる人が目的地に着いた時に物が届くよう飛行機の中から発注することができるようになるかもしれません。

    あるいは ヒマラヤに登山している人が知人に物をプレゼントすることもできるようになるかもしれません。

    太平洋を公開中の客船から物を購入することもできるようになるかもしれません。

    しかしこのような 限られた条件なら採算が取れるのかどうか疑問があります。

    いずれにしても Amazon はもっと先のことを考えているのかもしれません。すごい会社です。
    (4)3Dプリンタの住宅


    月に行った時に必要になる建物を建てる方法です。

    大きな3Dプリンターを用意して建物を建てるという技術の報告がありました。

    月に限らず地球上でも3 D プリンターを使って家を建てるという技術がそのうち開発されるかもしれません。

      (5)大きな地震が検知されないのに発生した津波


      先日 八丈島付近で津波が観測され 本州 四国 九州 などにも次々に津波警報が発令されました。

      この時 大きな地震は観測されていませんでした。 ではなぜ 津波警報が出たのでしょうか。

      気象庁は 各所で潮位を計測しております。

      小さな地震が発生した近辺の潮位を観測していたところ 八丈島で 潮位上昇が発生していることが分かり

      次々に 本州、四国などの場所での津波注意報を 発令しました。

      日本中に何箇所 ぐらいの潮位観測所があるか分かりませんが大切な観測であると思った次第です。

      日本本土から遠く離れた陸地でしか観測できませんのでさらに多くの離島での観測の必要性を感じます。

      あるいはGPSで潮位が観測できれば津波の予測に役立つと思われますが可能なのでしょうか。

      ずいぶん前に発生して日本に大きな災害をもたらしたチリ地震津波のように潮位が数メートルの変化なら

      GPSでも観測できるのではないかと思います。

        (6)EVタクシーの暴走事故(韓国)


        韓国で EV タクシーの暴走事故が発生しました。

        タクシーが走行中 交差点で接触事故を起こして その後 そのタクシーは暴走モードになりました。

        ブレーキを踏んでも効かす そのまま 時速160キロ程度まで出て最後は停止中の車に衝突して止まりました。

        怖い事故ですね。 この事故は電池の事故とは全く関係ありません。

        人によっては 電池の暴走と勘違いしている人もいました。

        これはシステムの暴走です。 要するに フェールセーフになってないということです。

        まあ 手抜きの設計であることには間違いがありません。

        まだまだ 中国 、韓国製の EV には怖くて乗れませんね。

          (7)宇宙の年齢


          宇宙の年齢は観測できる最も遠い天体の 距離を測定して宇宙の年齢としているみたいです。

          現在 ハッブル宇宙望遠鏡で観測した結果 約136億年が宇宙の年齢とされてきました。

          ところがジェームス ウェブ 望遠鏡が 完成したことによりこの年齢に疑問符がつけられております。

          それは ジェームス ウェブ 望遠鏡が130億光年の彼方に 大きな 銀河宇宙と同程度の銀河を発見したことによります。

          もともと130億光年の彼方では若い 成長中の 銀河が観測できるものと考えて観測が続けられてきました。

          しかし見つかった銀河は我々の天の川銀河と同じ程度の規模の銀河であることが分かりました。

          天の川銀河 は 100億年以上を経過して現在の姿になったと考えられております。

          宇宙の年齢が136億年とすると ジェームス ウェブ 望遠鏡が観測した銀河は

          数億年で天の川銀河と同じぐらいに成長したかという疑問が発生します。

          しかしこれは無理な話でしょう。

          素直に考えるなら宇宙の大きさは136億光年よりもはるかに大きいということが考えられます。

          すなわち 望遠鏡で見えない領域まで宇宙は広がってるということになります。

          次は私の宇宙の年齢についての大胆な仮説です。

          ①宇宙には年齢がある。

          たとえば宇宙の年齢を140億年と仮定すると望遠鏡で見た135億光年先の天体の年齢を

          140億光年マイナス135億光年=5億年とするのは間違っている。

          ②宇宙全体に存在する天体の年齢はすべて宇宙の年齢に等しい。

          したがって135億光年先に観測された銀河の年齢も140億年である。

          ③宇宙は最初は小さい規模であったが膨張している。

          最初は近かった天体と天体の距離は膨張に伴い離れていく。

          したがって140億光年先に観測された銀河も初期のころはお互いに近かった。

          膨張しているため遠くの天体ほど速い速度で遠ざかっている。

          ④望遠鏡の性能が向上してくるとさらに遠くの天体が見えてくる。

          この時発見された天体の速度(宇宙膨張に伴う)が上昇していれば宇宙の年齢はまだ先にある。

          ⑤超高性能の望遠鏡ができたとする。

          たとえば280億光年先に天体が見つかったとするとそれは宇宙の年齢の2倍の距離にある。

          しかしそれはわが銀河宇宙を裏側から見ることになる。

          裏側から見た銀河の速度はなぜか140億光年先の銀河よりも速い速度で遠ざかるという奇妙な現象となる。

          上記考えを簡単なイメージで説明してみます。手書きで恐縮です。



          写真
          (8)YouTubeのアドブロック対応


          これまでAdBlockを使って煩わしい広告が現れるのを回避してきました。

          しかし最近YouTubeを見るたびに(AdBlock使うのはYouTubeの規則違反です)と

          AdBlock対策が頻繁に表れ最後は機能をオフにしないとYouTubeが見られなくなりました。

          しかしYouTubeを見ている途中に何度も広告が現れもう見る気がしなくなるほどです。

          Webを調べてみるといくつもあるAdBlock系アドオンソフトは今回の対策ですべて使えなくなったそうです。

          ところが対策方法がすぐ出てくるのがこの世界。

          UBlock Origin と uBlock Origin Lite を導入すれば回避できるとあるサイトに出ていました。

          早速アドオンソフトを導入したら警告は出なくなりました。

          皆さんも参考にしてください。

          でもすぐに新しい警告が出てくるのではないかと思います。

          この世界は鼬(イタチ)ごっこです。

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          今月の技術Tips

          
          Map-e接続におけるポート変換(NEC Univerge IX2215) 
          
          
          
          Map-e接続はIPv4 over IPv6を実現するインターネット接続方法です。
          
          しかしIPv4アドレスは一応グローバルアドレスですが同じアドレスを複数の利用者でシェアしています。
          
          シェアの仕方は各利用者に異なるポートを240個(もっと多いプロバイダもある)付与されていて各ユーザーは
          
          与えられたポートを使ってIPv4通信を行います。したがってhttpサーバー公開に必要な
          
          80ポート、httpsサーバ公開に必要な443ポートなどは使えません。
          
          私は自分の公開サーバーに入るためのポータルサイトをMap-e接続されたルーター配下のPCで構成することを目的として
          
          NEC Univerge IX2215のルータにて接続できるかトライしてみました。
          
          実は高性能のUniverge 2215がヤフオクで2台で送料込み約5000円で落札できました。
          
          
          Map-e接続の性能も大変優れています。ただし一般の方には簡単に使える代物ではなさそうです。
          
          一般的にMap-e接続では限られたポートしか使えません。
          
          これらのポートを使ってポート80や443を使えるようにする方法をポートフォワーディングといいます。
          
          またIPネットワークカメラも固有のポートでアクセスします。この場合もポートフォワーディングが必要になります。
          
          IPv4の場合ポート番号は制限されていませんのでポートフォワーディングは比較的簡単ですがMap-eの場合は簡単ではないので
          
          ネット情報がほとんどありません。
          
          今回いろいろトライして成功したので簡単にその方法を紹介します。
          
          まずIPv6のアドレスを調べます。
          
          下記サイトに接続すると使用可能なポート番号が表示されます。
          
          これらのうちどれか一つを80ポートに変換するために選択します。例えば61400を選択します。
          
          https://isecj.jp/tools/portcheck-map-e/
          
          次にMap-e接続でのIPv4アドレスを調べます。
          
          下記のサイトを開くとIPv6のアドレスのインプット枠があります。
          
          ここに上記サイトで表示されたIPv6アドレスをインプットして計算ボタンをクリックすると
          
          ネットワークイネーブラー(jpix)から与えられたIPv4アドレスが表示されます。
          
          仮にこれを15.12.66.185とします。
          
          https://ipv4.web.fc2.com/map-e.html
          
          次はルータIX2215の設定です。Map-e接続の場合はトンネルインターフェイスに変更を加えます。
          
          使うコマンドは ip napt serviceです。記述は以下のようになります。
          
          —--------------------------------------------------------------------------------
          !
          interface Tunnel0.0
            tunnel mode map-e jpix
            ip address map-e
            ip tcp adjust-mss auto
            ip napt enable
            ip napt service www 192.168.2.92 80 tcp 61400
            no shutdown
          !
          —------------------------------------------------------------------------------
          
          解説
          
          192.168.2.92   サーバーのIPアドレス
          80        プロトコル番号(http)
          tcp        プロトコル
          61400      IPoE接続業者から提供されるポート番号の一つ
          
          
          サーバーへの外部からの接続確認方法です。
          PCのブラウザーのURL欄に次のようにインプットします。
          
          http://15.12.66.185:61400
          
          これでホームページのアクセスできます(上記アクセスは架空の数字ですから実際にはアクセスはできません)。
          ネットワークカメラの映像を外部から見たいがMap-e接続のためあきらめている方がいらっしゃいましたら
          ルーターをNECのIXシリーズに交換してトライしてみてください。
          
          
          
          
          
          
          

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