ようこそテクノおじさんホームページへ!(2023年1月1日号)

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2023年1月度の記事

新年のご挨拶。年賀状です。
          写真
新年あけましておめでとうございます。2022年もあっという間の一年でした。
さてこのホームページも毎月更新してきましたが本年度も頑張って更新していく所存です。
今月はテーマが少ないですが以下の各項目について述べさせていただきます。


お暇なときにお読みください。


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    (1)今年も年賀状でアマビエを使いました


    来年はもう使わないだろうと思っていたのですが3回目です。2024年はさてどうなるのやら。

    ゼロコロナ政策を執ってきた中国ですが抗体を持たない人が殆どのため現在患者、死者が爆増中です。

    また積極的に海外渡航も推奨しています。2020年の春節の悪夢が再び来るのではないかと恐れています。

    最近中国からイタリアに移動した中国人の50%が陽性であったとの報道がありました。中国政府の対応は

    全く信用ができません。このままいくとまた中国発の変異種が出てきそうで気を付けなければいけません。

    皆さんもしっかりと予防接種を受け身を守ることに努めていただきたいと思います。

    (2)年末から年始にみる省資源運動に反する行為


    最近新聞を見て気づくのは全面広告が大変多くなっているということです。宣伝のための情報提供に

    なぜこんなにも広い紙面の広告を出す必要があるのでしょうか。とにかく資源の無駄使いです。新聞紙1ページの

    重さは約4グラムです。仮に国内で1千万部が購読されているとすると40、000、000グラム

    すなわち40トンの紙を使うことになります。これは1回1ページ分ですから年間で計算するとその

    数百倍の重量になるでしょう。マスコミはこんなことやっていてはSDGsなどを報道する資格はありません。

    皆さん元旦の新聞紙こんな厚さ必要ですか?

    (3)核融合試験炉


    年の初めということで希望の見える話題です。

    先日ユーチューブで米国の研究所が印加したレーザーエネルギーを上回る熱エネルギーが得られたと報告していました。

    これは良い報告でありますがまだまだ道は険しいと思います。得られたエネルギーは加えたエネルギーの約1.5倍だそうです。

    一見大きそうですが得られたエネルギーを再度核融合のためのエネルギーとして使うには小さすぎます。

    核分裂を利用する原子炉では連鎖反応によって次々にエネルギーが生まれるから連鎖反応の速度を制御することによって

    安定な熱エネルギーが得られるます。一方核融合反応では連鎖反応的な現象はありません。しいて言えば太陽の重力核融合反応の

    ように超高圧、超高温下では核融合反応によって発生した熱で次の核融合反応が進んでいきます。太陽の核融合反応は実に

    ゆっくりと進む反応です。やはり発生した熱を次の核融合に使えないと連続反応は得られません。

    次の課題は発生した超高温のプラズマを如何に閉じ込めてレーザ核融合反応を連続させるかの課題と思います。

    日本はプラズマを閉じ込める技術開発は進んでいるので期待しましょう。

    (4)ヤマハのFireWallを買って設定トライ中(続編です 苦戦してます)


    新たに頭の格闘技を求めてヤマハのFireWallを買ってみました。中古で2500円送料を含めて3700円でした。

    FireWallとはインターネット接続におけるデータで怪しいデータをブロックしPCを守る機能を持っています。通常のルータでも

    ブロック機能はありますが異なる点は①現行のネットワーク設定を変更することなくファイアーウォール機能を追加可能(ルータと

    PCの間に 設置する透過型ファイアーウォール)②ヤマハのセキュリティライセンスが使える(YSL-MC120、トレンドマイクロなど有料)

    これらのライセンスは基本的に企業向けでとても高価なため手が出せない。自分で必要なものは記述するしかない。

    ③以上のように個人ユースとしては向いていないがとにかく面白い製品なので設定してみたいです。

    ここまでは前報と同じ内容です。

    何が難しいかというとファイアーウォールにはほかのyamahaルータには無いフィルタ概念(ポリシーフィルタ)があります。

    ヤマハの説明です。「ポリシーフィルターは、従来のファームウェアの動的フィルタに相当していて、 Stateful Inspection方式の

    フィルタリングを実現するものです。 すなわち、 パケットの単位ではなく、コネクションの単位で、 通過と破棄を

    指定することができます。たとえば、「SMTPのコネクションを通す」とか 「TELNETのコネクションを破棄する」というような

    制御が可能です。」


    しかしあまりにも抽象的な説明のため最初は戸惑いました。そこでyamahaのマニュアルにある標準的なコマンドを参考に

    インプットしてみました。 ところがこれらのコマンドを有効化するとGmailが送受信できなくなる、Apacheサーバーを

    受け付けなくなる、グーグルデスクトップが使えなくなる、リモートVPNが使えなくなるなどの不具合だらけになって

    しまいました。要はこれらのソフトが使うTCPとかUDPポートは標準設定状態、すなわちデフォールト状態で通過拒否に

    なっています。この不具合状態を解消するためにはこれらの使うポートを開放する必要があるのですがどのように

    記述すればよいのかよくわかりません。そこでyamahaのお客様技術サポートにメールで問い合わせをしました。

    色々聞かれますがなんとなく記述方法が明らかになってきました。最終的には必要な記述を自分で追加しまともな状態で

    使えるようになりました。

    写真
               Yamaha FWX120
    写真
               FWX120の使い方


    (5)サーバー用PCの更新


    現在サーバー用に2台のノートPCを使っています。1台はwebサーバー(当ホームページ配信用)もう一台は遠隔地からのデータの

    ダウンロード、アップロード用サーバーです。

    しかし電源ケーブルやLANケーブルの取り回しが煩雑になり何とか1台のPCで両機能を持たせようと超小型のPC富士通Q556を

    購入しました。

    Corei3 6100T搭載のシンプルなPCです(下の写真)。Webサーバー用のLANとデータダウンロード用のLANは別々のインターネット

    回線につながっていますので2口のLANポートが必要です。しかしQ556は一つのLANポートしか持たないのでもう一つは

    USB3-LANアダプタを使いました。

    このPC一台でノートPC2台分の処理は問題なくこなせるものと思います。ただWebユーザーが多くなれば負荷も高くなるので

    その時はもっと処理能力のあるPCを採用することを考えます。
写真
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今月の技術Tips

(1)新幹線の架線切れ事故(12月18日)

次に示すのが新聞記事です。
東海道新幹線が18日午後から約4時間にわたり運転を見合わせました。

JR東海は20日、架線をつるす金具が折れ、別の架線と接触し、ショートして停電したことが原因だったと発表しました。

新幹線の車両には、上部に張られたトロリ線から電力を供給しています。トロリ線は、その上に張られた「 吊架(ちょうか) 線」

からハンガという棒状の金具でつり下げられています。JR東海によると、トラブルの原因となった愛知県安城市内の下り線は、

トロリ線が並行して2本張られている区間で、うち1本をつるすハンガが何らかの原因で折れました。折れたハンガは並行する2本の

トロリ線のうち、本来は触れるはずのない線と接触。ショートを起こし、停電したといいます。

以上がマスコミ報道です。しかし全く説明になっていないですね。なぜ高圧線(トロリー線)の近くにショートすると事故になる

別の高圧線があるのかの説明がありません。2万2千ボルトの高圧線ですから近くにあってはならないのです。しかし新幹線では

列車が通過していないときにこのような状態になる箇所があるのです。この個所を「異相区分切り替えセクション」と呼びます。

豊橋と三河安城間にはこれがあります。

         写真
          電気鉄道では架線に供給される電気はすべてつながっているわけではなく一定区間で、すなわち変電設備単位で分離されています。 上図で赤い部分は区間Aの変電設備から、ブルーの部分は区間Bの変電設備から給電されます。区間Aから侵入した列車が区間Aの エアセクションを通り過ぎて中央部分に来た時遮断機Aが開き次に遮断機Bが閉じて列車は区間B側の電源供給となります。 列車は遮断機AとBが切り替わるわずかな瞬間無給電状態となります。図でお分かりかと思いますが右側のエアセクションには 異なる給電用変電設備の給電電圧または位相差のある電位差が発生しています。今回の事故はこの部分が接触したと考えられます。 しかしこのような現象は架線電流の検出で防げると考えます。すなわち列車がいないときに区間B側と区間A側の漏電電流を 検出すれば防止できます。JRはこのことをわかっているためあえて具体的なことを言わなかったのでしょう。
 
 
(2)Windows11とTPM2基板

マイクロソフトはWindows11がインストールできる要件としてTPM2が使えること及びCPUの
 
 型番を挙げています。
 
 TPM(Trusted Platform Module)とはデバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するためのモジュールです。暗号化で利用する鍵を
 
 安全な場所で管理するための仕組みとなるものです。TPMの例には、Windowsの「BitLocker」があります。BitLockerは、ハードディスクの
 
 ストレージを暗号化することで、データを保護するための機能です。デバイスが盗難されたり、内部のストレージデバイスが取り出され
 
 たりしても第三者が読みだすことはできません。また、ブートのプロセスを監視し、不正な起動を検出した場合に、ストレージの
 
 暗号化を解除できないようにすることができます。
 
 現在このCPUとTPM2の二つの要件を満たさない場合でも工夫すればWindows11はインストールが可能です。でもCPUはともかく
 
 TPM2の機能の利用を必須条件とした場合もうインストールする手は他にありません。そこでTPM2チップだけは将来のために
 
 準備しておこうかと思い私のPCに合うTPM2チップを探してインストールを試みました。私のPCのマザーボードはSuperMicro社製で
 
 カタログにはTPM2の純正品があります。しかし6000円ほどの価格がついています。安価なものがないか探していたらアマゾンで
 
 1500円のが見つかりました。中国からの発送で見るからに怪しいものですが発注後約2週間で届きました。早速マザーボードに
 
 つけてみましたが何の問題もなくWindowsはデバイスを認識しました。またTPMの本家Infineon社のICが基板に載っているようです。
 
 このPCがまだまだ先まで使えることを希望します。
  
 
         写真
               TPM2基板

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