ようこそテクノおじさんホームページへ!(2025年6月1日号)

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2025年6月度の記事

なんですか農水大臣の発言。

国民は米の値上がりで困っているのに「米はもらっているので売るほどある!」。

こんな人を大臣にする石破自民党のいい加減さ、無責任さが露呈しました。

石破自身も答弁時、他人が作成の原稿を読むだけで自分の考えを述べているとは思えません。

ほかの大臣もよく似た感じ。

みんな大した熱意も持っていないのではないかと思ってしまいます。日本の政治の劣化は甚だしい。

また、このところ凶悪事件や悲惨な交通事故が頻発して心が暗くなります。

家の電話やパソコンのメールには犯罪者からの詐欺電話、メールが頻繁に入ってきます。

中国人、ベトナム人、ペルー人などの外国人の不祥事も続いています。罰則を強化するなど

政府はもっと立法で対策すべきです。

危険な日本になってきています。気をつけましょう。



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6月度の記事

    (1)4月29日スペインで大規模停電発生

    大規模停電発生で広範囲にわたってインフラに多大の影響を与えました。

    スペインとフランスを結ぶ電力送電で切断事故が発生したことが原因ではないかと

    言われています。電力幹線の切断は負荷の急上昇で自動的に切断が実施されます。

    またスペインでは太陽光発電量が多いです。

    太陽光発電は電力幹線に交流電気が来ていないと発電した電気が送れません。

    これは太陽光発電で発電された直流電力は幹線の交流周波数に同期して

    インバーターで変換されるためです。

    日本でも関西電力で停電事故が発生しました。

    この原因も送電線の負荷が過大になったための自動遮断です。

    日本の大都市圏でこのような停電が発生する可能性はあります。

    このような事故に対する対策を考える必要があります。

    インフラや病院などに関しては停電時の補助電源の確保が必須。

    甚大な影響を受けるほかの分野としては金属精錬業、化学製品、

    薬品製造業などです。これらは操業時の中間製品がすべて使えなくなります。



    (2)4月30日京都で大規模な水漏れ発生

    直径30センチの水道管が破裂。75年経っている水道管。

    被害が出ても水道局に損害賠償は請求できず。日本のインフラの点検強化が必要。

    しかし技術が進歩していません。

    さらに大阪でも水道管が破損(5月10日)。

    昭和40年代から日本は発展期を迎えていますので多くのインフラは

    このころに建設されたものが多いと推定できます。

    したがって60年以上経過しているインフラは今後急激に増加してくることになります。

    インフラの場合問題が出ていないので大丈夫というわけにはいきません。

    インフラにも耐用年数はあります。行政は地道に交換していくべきです。



    (3)4月30日東海道新幹線で停電

    岐阜羽島と米原間で停電が発生.

    原因は「蛇」が高圧線に触れて遮断機が動作したらしい。

    通常架線を支える電柱には蛇除け装置が設置してあります。
         写真
                 図 蛇返し

    新幹線の場合おそらく電柱から上ったであろうとおもわれます。

    電柱にアース線のような配線があったのではないでしょうか。

    新幹線の蛇対策を徹底していただきたい。

    私が勤めていたころ会社に給電している高圧線に蛇が昇り送電線がシャットダウンしました。

    このため操業は止まり材料工程の仕掛品はすべて廃棄処分となりました。

    電力会社の補償はありませんでした。

    (4)中国地方の萩で群発地震発生

    山口県萩市ではマグニチュード1以下の地震が1400回ほど発生しているそうです。

    地震の原因は、地下のマグマだまりのゆっくりとした移動が関係している可能性があると

    専門家が指摘しています。震源の深さは20kmから35kmと比較的深い場所で発生しています。

    地下に存在するマグマがゆっくりと移動することで、小規模な地震が発生していると

    考えられています。また能登半島地震と同じ地中の水の上昇が原因ともいわれています。

    大規模地震の発生があるかもしれません。

         写真
                 図 萩市の群発地震



    (5)風車のブレードが折れる事故発生(秋田)

    5月2日午前、秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下し、

    近くで80代の男性が意識不明の状態で倒れているのが見つかりその後、

    死亡が確認されました。

    男性は頭にけがをしていて、警察が落下した羽根との関連など、

    詳しい状況を調べています。

    風車設置の会社は“3月の定期点検では異常見つからず”

    警察は風車から落下した羽根との関連など、詳しい状況を調べています。

    NHKが午後2時ごろ、現場上空からヘリコプターで撮影した映像では、

    風車の3枚の羽根のうち、1枚が付け根部分が折れて垂れ下がり、

    地面の道をふさぐように破片が落ちているのが確認できます。

    秋田地方気象台によりますと、秋田市には当時、強風注意報が出され、

    午前8時前には23メートルの最大瞬間風速を観測していました。

    過去にも羽根が折れて落下する事故があります。

    秋田県によりますと、現場の風車は東京に本社がある「さくら風力」が設置し、

    2009年から運転していますが、15年前の2010年12月にも3枚ある羽根のうちの

    1枚が折れて地面に落ちる事故があったということです。(以上NHKニュース)

    折れた羽の写真がありました(秋田県警提供)。

    プロペラの材料はグラスファイバーを使ったFRP(強化プラスチック)のようです。

    ガラスが劣化したのではなくプラスチック材料の劣化と思われます。

    中国製の粗悪品かもしれません。

         写真
                 図 折れたプロペラ



    (6)パナソニックが一万人のリストラを発表

    パナソニックの楠見社長はリストラの計画を発表しました。

    社員の5パーセントに当たる1万人規模であるリストラです。

    社長はテレビ事業の不振を語っていましたが今後何に注力するのかがわかりません。

    売れる車がなく不振が続く日産自動車に似てるものを感じました。

    日立、東芝、ソニー、シャープなども絶好調ではないと思いますが

    それぞれある分野で頑張っているのがわかります。

    「この分野ではパナソニックだね!」と言われる分野を持ってもらいたいものです。

    パナソニックがファンドに狙われるかもしれません。

    経営者はリストラばかりでなく真の企業の強さを追及してもらいたいものです。

    一方、日産は不振の続く国内外の7工場閉鎖を発表しました(5月13日)

    ここで新たな事業再生計画が出てきました。

    骨子は工場閉鎖、5000億円のコスト削減、生産台数の3割削減、

    ルノー、三菱、ホンダとの連携強化などです。

    そもそも日産の苦境は売れる商品がないことが根底にあります。

    マスコミはこのことを一番に取り上げています。

    にもかかわらず事業再生計画には売れる商品開発という言葉も暗示もありません。

    一体、日産の経営陣は車の市場のことを考えているのでしょうか。

    これでは何時までたっても魅力ある日産にはならないでしょう。



    (7)自衛隊T-4練習機の墜落事故(5月14日)

    整備を終えたばかりの自衛隊機が小牧基地を飛び立った直後犬山の入鹿池に墜落しました。

    これは悲惨な事故です。また機体の一部が発見されましたがフライトレコーダーは

    搭載されていないようです。

    入鹿池は明治村の真横に位置します。小牧基地を飛び立ち右旋回しないと

    この位置には到達しません。おそらく右旋回して方向を南に向け九州の

    新田原基地を目指していたのでしょう。

    この事故で引っかかるのは整備を終えたばかりの機体であることです。

    気になった点は、以前に小牧の三菱重工で整備したジェット戦闘機が昇降舵の

    右左の配線コネクタを逆接した修理ミスで大騒ぎになったことを思い出しました。

    このミスはテスト飛行を始める際にテストパイロットが異常に気づいて発覚しました。

    このほかにも修理のミスがあったと憶えています。

    今回フライトレコーダーが搭載されていないので詳しいいきさつ確認が

    困難な状態だと思われますが修理ミスという観点から原因を追及していただきたいものです。



    (8)ヤフオクの落札の工夫 

    ヤフオクには自動入札という方法があります。

    これは自分の出せる限度ギリギリの値段で早めに入札する方法です。

    以前に、あるPCが欲しくて入札をしました。

    最初は1円からの入札でした。ある程度買いたい価格になったので入札を試みましたが

    「自動入札者がいるのでこの価格では入札できません」と言われさらに

    高い価格に誘導されます。

    いつもこの状態で高値の入札をあきらめていました。

    自動入札者がいくらで入札したかは当然他の入札希望者にはわかりません。

    自動入札の賢い方法は、まだ入札者が一人もいない状態で入札することです。

    現在の入札状態で入札者が一人入札価格が1円となっているオークションは

    自動入札者がいるということです。

    ほかの入札者が次々に入札した場合自分が設定した入札値に届かなかった場合

    自分が自分の入札値より低い価格で落札できます。

    自分の入札値を超えた入札者が現れれば新たに入札しなければなりません。

    ノウハウの一つとして予想よりやや高めの金額で自動入札しておくと

    落札できる確率は高くなると思われます。



    (9)注意!注意! Windows11の最新バージョンでは自動で
       ドライブにBitlockerがかかります

    先日 別の PC から外したハードディスク(SSD)を使って新しい PC に Windows を

    インストールしようとしました。

    そこで このドライブを初期化しようと 他のPC につないだところ

    「このドライブは ビットロッカーがかかっております」と表示されてしまい

    内容を見ることができませんでした。

    ビットロッカーとはウィンドウズシステムがハードディスクやSSDを暗号化するセキュリティ技術です。

    ビットロッカーを施したWindowsでしか読み書きはできなくなります。

    今まで ビットロッカーを使ったことのない私は大変驚きました。

    でもその時何が原因でピット ロックされてしまったのか分かりませんでした。

    ところが YouTube に Windows 11(Home Edition)では BitLocker が何もせずに

    かかってしまうという話題がありました。

    これは windows 11 24 H 2のバージョンからの機能だということです。

    私の使おうとしているドライブは この操作が入ったドライブだと思われます。

    早速 全てのパソコンのビットロッカーがかかっているかどうかを調査してみました。

    しかし どの PC にも ビットロッカーがかかっているものはありませんでした。

    これは Windows 10から Windows 11へのアップグレード または windows 11 の以前の

    バージョンから最新のバージョンへのアップグレードした場合には

    ビットロッカーは強制的にはかからないということかもしれません。

    ただし全く新しい PC にいきなり windows 11 バージョン24 H 2を

    クリーンインストールすると自動的にビットロッカーがかかってしまうということでしょう。

    Windows 11でBitLockerの暗号化を解除するには、まずコントロールパネルを開き、

    「システムとセキュリティ」から「BitLockerドライブ暗号化」を選択します。

    その後、暗号化を解除したいドライブを選択し、「BitLockerを無効にする」を

    クリックします。確認画面が表示されたら、再度「BitLockerを無効にする」を

    クリックすると、暗号化の解除が開始されます。

    ただしBitLockerドライブを他のPCにつないでも解除はできません(当然)。

    この場合はEASEUS partition manager などを使ってドライブのパーティションを

    削除すれば再利用することができます。



    (10)4月6日のETC システムがダウンの原因が判明

    4月6日のETC システムがダウンの原因が判明しました。

    ①深夜割引の見直しに向けての新たなシステム構築中

    ②トラブル前日に①のために改修した地域管理システムを改修前に復旧作業実施→トラブル復旧せず

    ③②の地域管理システムの上位管理システムである広域管理システムは不要になったデータの

    消去機能がなくディスク容量を圧迫しデータ破損を招いた

    ④応急対応で復旧した

    技術的な問題は「データ容量不足によってファイルが壊れること」。

    不要になったデータは自動で削除されるシステムではなかったが、もし

    この機能があったとしても必要なデータまで削除される危険性は残る。また削除機能があったとしても

    データが増え続けた場合ディスクのパンクが発生し同様のトラブルになる。

    ファイルが壊れる原因はOSの問題かソフトウェアの作りの甘さです。

    WindowsのようなOSでディスク容量がひっ迫した場合容量限界を超えるファイルを

    書き込む動作をさせると警告が出て書き込めなくなる。

    ただし他のデータを破壊することはない。

    国内のどこのメーカがシステムを構築したかわかりませんが

    明らかにシステムデザインのミス。

    SE(SystemEngineer)はこのくらいのリスクは事前にスタディするのが普通です。

    やはりレベルの低い会社が担当したとしか思えない。

    国内の電算メーカでもSEのレベルはピンキリです。

    インフラ系のソフトを安易に安くて質の低いソフト会社に依頼しない方がよい。



今月の技術Tips



	<Nginx+OBS+Windows11を用いたライブ映像送信について>

	これまでWindows10でOBSを使ってライブ配信してきました。windows11でも問題なくできるかを検証してみました。

	Windows10では問題なく動作するが11では実行できませんでした。何が違うのかを調べてみました。

	この原因は、Windows11が何も設定しない状態では実行を許可していないことであるためと判明しました。

	WindowsDefenderFireWallの受信の規則にnginxを登録することで解決します。


	Windows11にnginxの実行を許可する必要がある

	やり方
	nginx.exeを実行

	コントロールパネルのWindowsDefenderFireWall起動

	詳細
	 ↓
	受信の規則
    ↓
	赤印のnginxをダブルクリック
    ↓
	接続の許可にチェックを入れて終了
    ↓
	nginxが一覧になければ新しい規則→プログラムの項で作成する


	<1200円で落札したLenovoX240について>

     写真
                 図 X240

これまでLenovoのXシリーズをいくつも愛用してきました。 その中に第四世代のCorei5 4300u搭載のX240がありますがキーボードの一部が 壊れ液晶ディスプレイもほかのPCのドナーとして持っていかれ、 もう捨てようか、それとも安価で復帰できるのならやってみるかと、 かねてから考えていました。ヤフオクを見ていたら筐体も液晶もきれいなものが 出品されていました。これを1200円で落札しました。 届いたものを見るとかなりきれいでマウスパッドも評判の悪いパタパタ式から 3ボタンマウスパッドに交換されていました。 液晶はかなりきれいでした。 しかしWindows10をインストールしたのですがこの液晶では輝度調整が どうやってもできません。 液晶パネルを取り出して型番を調べるとなんと解像度1366X768のIPS液晶で あることがわかりました。さすがに画質がよいのには納得しました。 前のユーザーが交換したものと思われます。      写真
                 図 液晶パネル

このような低解像度のIPSパネルはアマゾンなどでは滅多に見つけられません。 輝度調整ができないのはX240のWindowsドライバーとの相性が悪いからなのでしょう。 そこでX240でこの液晶パネルを使うことをあきらめ、同じくXシリーズの 上位機種であるX280のパネルとして使うことを考えました。 この機種には古いX240のパネルが使われています。 これらのパネルを交換したらX280ではIPS液晶の輝度変更ができるようになりました。 またX240でも輝度変更ができるようになりました(元に戻したので当然)。 前の持ち主は結構なPCマニアだと思われます。 しかしPCの改造は一筋縄ではいかないことが今回の経験でよくわかりました。 <NAT46/DNS46という技術>
例えばBiglobeのIPv6契約をするとIpv6にルータまたはホームゲートウェイを使って IPv6のネットにつなぐことができます。 しかしこのネットワークに繋いだPCからはIPv6のサイトには繋がりますが IPv4のサイトには繋がりません。 IPv4のサイトにも繋ぐためには同じWAN回線にPPPoEで接続するか、またはIPv4overIPv6接続の Map-e接続にする必要があります。 BiglobeはPPPoE接続、Map-e接続の両方が使えるプロバイダーですが中にはMapーeをサポートしない プロバイダーもあります(例 トーカイネットワークス)。 この場合IPv6の契約はDHCPによるIPv6接続になるようです。 これはPPPoEによるIPv4接続と同じようにプロバイダから与えられた IPv6接続用のIDとパスワードを用いて接続する方法です。 通常このケースではIPv4サイトはPPPoE接続されたネットでしか通信できません。 IPv6インターネットではIPv4サイトには接続できないのです。 IPv4とIPv6インターネットをパラレルで使う接続方式はIPv4IPv6デュアルスタック方式と呼びます。 そこでMap-e接続をしなくともこのIPv6ネットのみを用いてIPv4通信を可能にするのがNAT46/DNS46という技術です。 NAT46/DNS46は、IPv4とIPv6の間で通信を可能にする技術です。 通常、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークは直接通信できませんが、NAT46を使用すると、 IPv4パケットをIPv6パケットに変換して転送できます。 また、DNS46は、IPv4環境のデバイスがIPv6アドレスを持つサーバーにアクセスできるように DNSの名前解決を補助する機能です。 以下は動作の説明(yamahaの資料から) DNS46 機能は、AAAA レコード(*)を A レコード(*)に変換する機能です。動作は以下のとおりです。 ①DNS46 機能は、PC から受け取った A レコードの問い合わせを AAAA レコードの問い合わせに変換して DNS サーバーに転送します。 ②DNS46 機能は、DNS サーバーから AAAA レコードを受け取ります。 ③DNS46 機能は、AAAA レコードから取得した IPv6 アドレスを、nat46 ip address pool コマンドで設定した IPv4 アドレスの 1 つと対応づけます。 ④対応づけた IPv4 アドレスを A レコードとして PC に返します。 *Aレコード、AAAAレコード(CoPilotより) Aレコードの具体例 Aレコードは、ドメイン名をIPv4アドレスに紐づけるためのDNSレコードです。例えば、以下のような設定になります: example.com. 3600 IN A 192.0.2.1 この設定では、example.com というドメイン名が 192.0.2.1 というIPv4アドレスに関連付けられています。 AAAAレコードの具体例 AAAAレコードは、ドメイン名をIPv6アドレスに紐づけるためのDNSレコードです。例えば、以下のような設定になります: example.com. 3600 IN AAAA 2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334 この設定では、example.com というドメイン名が 2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334 という IPv6アドレスに関連付けられています。IPv6対応のネットワーク環境では、このアドレスを使用して通信が行われます。      写真
                       図 DNS46

NAT46 機能は、IPv4 パケットを IPv6 パケットに変換する機能です。動作は以下のとおりです。 ①NAT46 機能は、PC から受け取った IPv4 パケットを IPv6 パケットに変換します。 ・IPv4 送信元アドレスは、送信元 IPv4 アドレスに IPv6 プレフィックスを結合することで IPv6 送信元アドレスに変換されます。 ・IPv4 宛先アドレスは、DNS46 機能によって対応づけられた IPv6 宛先アドレスに変換されます。 ・IPv4 送信元アドレス、IPv4 宛先アドレスと IPv6 送信元アドレス、IPv6 宛先アドレスの組み合わせは NAT46 テーブルに登録されます。 ② ①で変換したパケットを、IPv6 ホストに転送します。      写真
                       図 NAT46

ヤマハのルーターでこの機能のあるのは、以下の機種およびファームウェアで、NAT46/DNS46 機能をサポートしています。 機種 ファームウェア RTX3510 RTX1300 すべてのリビジョン RTX1220 Rev.15.04.04 以降 RTX830 Rev.15.02.20 以降 NVR510 Rev.15.01.23 以降 NVR700W Rev.15.00.23 以降 この中で私はNVR510しか持っておらず現在サーバー用PCで稼働中のためこのトライができません。 NVR510以外の機種は新品価格で10万円から30万円します。この機能を持つ機種が制限されるのはルータのCPUに 高い負荷が要求されるか大きなメモリー容量が必要になるからではないかと思われます。できれば今所有している RTX1210にこの機能がファームウェアのバージョンアップで導入されることを願っていますが無理なんでしょうね。 アライドテレシスのAT-AR1050Vなどは中古で2000円程度で購入でき、この機能が搭載されていますが使い方で 今一つ理解しにくいところがあり購入に二の足を踏んでいます。 ここで疑問がわきます。IPv4サイトへの接続はできるのか。ヤマハの説明には何も書いてありません。 これは可能と思われます。なぜならIPv6回線にはIPv4パケットのIPv4ヘッダーをIPv6ヘッダーに付け替えて 流します。PCからIPv4サイトにアクセスする場合はIPv4サイトにIPv6ヘッダーに付け替えて送り、 IPv4サイトからの応答もIPv6ヘッダーをつけて帰ってきます。もしも問い合わせ先がIPv4サイトの情報をIPv6ヘッダーに 書き換えて送り返してくれればIPv4のサイトを見ることができます。しかし確認しないといけない項目です。 参考にCoPilotに質問しました。「NAT46/DNS46変換でIPv4からIPv4サイトにつながるか?」 回答 NAT46/DNS46は、IPv4パケットをIPv6パケットに変換する技術なので、基本的にはIPv4からIPv4サイトへの直接接続はできません。 この技術は、IPv4ネットワークからIPv6ネットワークへ通信するために設計されており、IPv4サイトにアクセスする場合は、 別の方法が必要になります。例えば、IPv4クライアントがIPv6ネットワークを経由してIPv4サイトに接続する場合、 NAT64/DNS64のような技術を併用することで、IPv6からIPv4への変換を行い、最終的にIPv4サイトへ到達できます。 やはりだめか!それともプロバイダーに依存するのか?そこで次の3つの質問を投げてみました。 問1 OCNのIPv6プラスではNAT64/DNS64サービスはありますか? OCNの「IPv6プラス」では、主に**IPv4 over IPv6 (IPoE)**を提供しており、 NAT64/DNS64の明確な提供情報は見当たりません。IPv6プラスは、IPv4トラフィックを IPv6ネットワーク上で処理するための技術ですが、NAT64/DNS64のように 純粋なIPv6環境でIPv4サービスへアクセスする仕組みとは異なります。 もしNAT64/DNS64の利用を検討している場合、OCNの公式サポートページや 提供サービスの詳細を確認するのが良いでしょう。 また、他のプロバイダーのIPv6サービスと比較するのも一つの方法です。 問2 JPNICのIPv6プラスではNAT64/DNS64サービスはありますか? JPNICの公式情報によると、NAT64/DNS64技術についての解説はありますが、 IPv6プラスとしての提供状況は明確に記載されていません. ただし、 JPNICのブログではNAT64/DNS64の構築や利用に関する実験的な取り組みが紹介されています. 問3 BiglobeのIPv6プラスではNAT64/DNS64サービスはありますか? はい、BIGLOBEのIPv6プラスではNAT64/DNS64サービスが提供されています. この技術により、IPv6アドレスのみを持つ端末からIPv4アドレスのみを持つサイトへ アクセスすることが可能になります. BIGLOBEでは、IPv6オプションライトを 利用することでNAT64/DNS64が適用される仕組みになっています. 私の契約しているBiglobeプラスにはBiglobeのV6プラスとJPNICのV6プラス2系統があります。 わたしの場合は後者です。したがってIPv4に繋がるかはやってみないとわかりませんが可能性は高いです。 以上
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